DE-1103 VS ICF-2001
このページは、2009年にヤフーブログで公開されたものです。
山梨県で国内中波を聞く
BCL・時々の雑感
小笠原でBCL
2018年にヤフーブログが閉鎖されたのを機に、再公開しました。
少し古い情報になりますが、参考になれば幸いです。
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「ドカべん」の愛称を持つSONY ICF-2001。机の上に置くとドッシリ貫禄があります。テンキーボタンも大きく使いやすい。DE-1103は小さく軽い。ぶっといオジサンの指には操作がちと、めんどう。しかし、コストパフォーマンス最強マシン。さて二つのPLLマシンはどちらが良いラジオなのか?(あくまでも個人的な評価です)内臓・付属ロッドアンテナだけで、同じ局を受信して違いを見てみた。
結果を先に言うと、室内ではDE-1103が良く、屋外ならICF-2001が良いという結果だ。
ICF-2001は長波〜短波まで全てロッドアンテナが利く。こんなラジオは他に知らない。また、プリセレクタみたい なものがついていて、同調ポイントに導けるのがすばらしい。
プリアンプは3段階あり「超高感度」。が・・しかし、家電ノイズをおもいっきり拾う大きな欠点があり、この「超高感度」が裏目ってしまうのだ。ノイズの少ない野外へ持ち出せばその威力はすごい。昼間DE-1103では聞こえない279kHzのR.,rossiや関西方面の国内中波を見事キャッチしてしまうのだ。短波帯では、その差は縮まるもののやはりICF-2001が良い。
プリアンプで言えばDE-1103でDX側にしたときの感度が、ICF-2001では三段階の一番最低の位置。ICF-2001は高感度といわれるDE-1103に更に二段階上のプリアンプがついているようなもの。
しかし室内に持ってくると立場は逆転する。ノイズに強いDE1103はすばらしい。1669kHzの灯台放送などで比較するとDE-1103では聞こえるが、ICF-2001ではノイズにうもれ聞こえないことが多い。(他サイトの評価に「ICF-2001は感度が悪い」とみうけられるのはこの特性からと思う)
うーむ、もったいない。ICF-2001にアースをとってやると少しはノイズが低減する程度・・。
DE-1103は製品の信頼性のリスクがあるものの、オールマイティの優等生。ICF-2001は超個性・才能派というところでしょうか。私はどちらも好きです。 (終り)
追記
選択度で言えばDE-1103のナロー側とICF-2001(選択度切りかえなし)で比べると。DE-1103のほうが若干狭く、切れが良いです。
長波帯ではDE-1103は中波帯のオバケが出ます。ICF-2001ではオバケ見たことがありません。