小笠原でBCL

このページは、2009年にヤフーブログで公開されたものです。
2018年にヤフーブログが閉鎖されたのを機に、再公開しました。
少し古い情報になりますが、参考になれば幸いです。

山梨県で国内中波を聞く  BCL・時々の雑感  スカイセンサー5500オタク
  DE-1103 vs ICF-2001  SANYO RP8700インプレ  TOSHIBA RP 775Fインプレ
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 3月下旬、東京から南に約1000km、小笠原諸島、父島に行ってきた。
そのついでに、船内と父島で国内中波の受信を楽しんでみた。


 父島へは25時間30分の船旅。飛行機は飛んでいない。この船旅がいいんですねぇ。
「おがさわら丸6700トン・旅客定員1043名」は東京浜松町駅に程近い、竹芝桟橋から出航する。
10:00いよいよ出発だ。父島二見港へは翌日の11:30着予定。


 船室はもちろん2等のザコ寝フロアー。そこには枕と毛布が整列されていて、自分の陣地が決定する。自分の好きな場所を選びたいと思うだろうが、それはできず、入船時に番号指定されます。
でもこれはあまり気にしないほうが良いですね。周りの旅人ともお友だちになれ、そのうちに、子ども達ときたら、見知らぬ子供とトランプなどをはじめますから。これが船旅の醍醐味のひとつです。
まあ、周囲の人たちへの気遣い、マナーを心得ての話ですけれど。


 出港するとすぐにお台場を見て、レインボーブリッジの下をくぐります。羽田、横浜、の景色を見て、房総半島の突端を過ぎると、そろそろ東京湾ともお別れになる。
甲板に出てDE-1103の内臓アンテナのみで国内中波を受信してみる。(12;45房総半島突端付近にて)
もちろん首都圏強力局は電波の強さが5(SINPOコードのS=5 以下、S=は略します)、ラジオ福島、茨城放送、栃木放送、山梨放送は4、静岡放送は5、愛知のCBC、東海ラジオ、大阪のラジオ関西は3、大阪のMBSは2、ラジオ大阪と、宮城の東北放送がかすかに聞こえる1といったところだ。
太平洋側に面した場所にある局が聞こえるのは理解できたが、内陸部にある、我が山梨放送が結構強く聞こえるのが特筆でした。


 外洋に出ると海の色が変わり、青くなる。13:30には伊豆大島の近くを、18:00には八丈島の近くを通過して、21:00にはベロネーズ列岩の近くを通過する。
船内では、春休みともあってイベントがあり、観光協会による島内についての質問返答会や、ザトウクジラの生態などのレクチャーがありおもしろい。
船酔いでけっこう参っているいる人も多く、食欲も今いちだが、船内レストランは込み合っている


 21:00甲板に出て、夜間の受信状況を確認。3月下旬なのに、寒気の流入で北風が強く寒くて縮こまり、長い間いられない。
  首都圏の局はオール5、北海道のSTV=4、HBC=3、青森放送=2、山形放送=4、秋田放送=3、東北放送=5、ラジオ福島=2、栃木放送=4、茨城放送=3、静岡放送=3、大阪ABC=5といたところ。


 翌朝8:30、寝ている間に船は進み、小笠原諸島の北端、北の島の近くまでやってきている。 昨夜の船の揺れはひどかった。
この位置での受信状況だが、内臓アンテナで聞こえるものは少なく、
577kHz=1、594kHz=3、640kHz=3、
694kHz=3、730kHz=3、775kHz=3、
828kHz=1、882kHz=3、909kHz=1、
945kHz=1、954kHz=2、989kHz=1、
1053kHz=3、1134kHz=3、1153kHz=1
1269kHz=1(英語放送)、1332kHz=1、1404kHz=3
1422kHz=2、1521kHz=2、1602kHz=1


 2日目のイベントは船内ツアーだ。操舵室や、機関室を案内してくれる。


 エンジンはNKK製、13.500psを二機搭載している。外洋は時速約40km/hで進み、燃費は重油1リットルで約16mというからスゴイ。


 操舵室では、レーダーなどの計器がたくさん並び、メカ好きな人にはたまらない。


 聟島列島、兄島、が見えると、父島は近い。船は二見港に入る。


 父島の二見港には定刻の11:30に到着。連絡待ちの母島丸が待っている。


 港ではたくさんの出迎えであふれている。
宿の看板を探し、その元へ。宿まで送迎してくれるのだ。


 小笠原のメインストリートには、生協などがある。


 生協では、一週間分の新聞や、自転車のタイヤまで売られています。
ちなみにダイビングや磯遊び用のマリンシューズも1000円くらいで売っていました。
季節はずれの本土で無理に探さなくてもよかったです。


 さて、自然豊かな父島での観光は、さまざまです。ここは割愛させていただくとして、本題のBCLですが、18:00室内で北海道HBC=2、STV=1、東北放送=2、秋田放送=1、栃木放送=1、茨城放送=2、首都圏局はオール3、静岡放送=3、愛知CBC=4、東海ラジオ=5、和歌山放送=4、京都放送=3、ラジオ大阪=2、ABCラジオ=3、MBSラジオ=4、山陽放送(岡山)=1、西日本放送(香川)=1、中国放送(広島)=1、福岡RKB=3、九州朝日放送=1、宮崎放送=1、南日本放送=1、といった感じです。
わが山梨放送はループアンテナを使用してわずかに聞こえたり消えたりという感じです。
21:00頃、公園に出てアマチュア無線バンドを聞くと、7MHzで地元のJD1や中国のYC4が強く聞こえます。本土からの電波は聞こえません。 3.5MHzでは本土のJA7や8エリアが弱く聞こえていました。
短波ではマリンバンドのオーストラリアABC、2310kHz、2325kHz、2485kHz、や2500kHz、ハワイの時報などは共にロッドアンテナでも聞こえ、本土の山梨よりもよく聞こえました。


 父島の中心街からレンタバイクで10分くらいの場所に「ウエザーステーション」という見晴らし台がある。
この場所はサイコーです。西側に海が見渡せ、夕日がとてもきれいです。しかも、クジラが観察できるので、ぼちぼち人がやってきます。 なんといっても、屋根付きの階段状ベンチがあり、一日ボーッとしていても飽きません。 心の充電にはもってこいの場所です。
クジラウオッチングする場合は双眼鏡を忘れずに。


 父島ともお別れの日がやってきました。
最後の日に公園でちよこっと受信しました。
592kHz=1、639kHz=2、693kHz=2、747kHz=2、774kHz=2、882kHz=2、 909kHz=2、945kHz=1、1053kHz愛知CBC=1、1404kHz静岡放送=1、静岡や、名古屋など太平洋に面した局がかすかに入感する程度です。
総括して、小笠原では、昼間は国内中波はほとんど受信出来ません。夜には、静岡、東京、愛知、大阪方面の局が入感して、聞く気になれば楽しめます。
小笠原では楽しい毎日、BCLはオマケの楽しみといったところでした。


 さよなら、父島!フィナーレは男涙です。
たくさんの観光船がおがさわら丸を見送ってくれます。しかも見送ってくれる人は海中ダイブまで見せてくれるのです。
こんなふうに見送ってくれる場所は日本広しといえどここしかないでしようね。
小笠原は良いところです。帰ってからも、その良さがジンジンと思い出せます。
こうして皆「小笠原病」になるのですね・・。 (終わり)