1975ベリカード

このページは、1975年頃に集めたベリカードを掲載しています。

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1975年・BCLブーム時のベリカード

   2025年のつい最近、実家に帰ったら、兄が「お宝出てきたぞ!」と1975年~1976年に集めた、BCLカードアルパムを見せてくれました。
中身は私と兄で集めた当時のベリカートがたくさん入っていました。
 過去のベリカードはいろいろなWEBページで紹介されていますが、せっかくなので、ある程度年代物としてまとまっていることもあり、歴史的標本として有用と思い紹介します。

 当時の小学生がなぜ、遠方難局のベリカードをGETできたかというと、さすがに海外の放送局や国内の強力局に関しては聞こえたので、ちゃんと受信して報告書を書きましたが、いくつかの小出力の遠方地方局はそうではありません。
 当時は、まさしく「団地ともお」の世界で、国内中波の遠方難局については子供なりのウラワザがありました。要するにゲームで言えば「攻略本」というものがあったのです。
 それは当時、「ランラジオ」という国内ラジオ局、すべての番組表が書かれた本が販売されていて、それを活用して「受信報告書」を書いたのです。
「スカートめくり」「バン・2・○・見え~っ!」平然時代、親にはナイショのいたずら、当時の放送局も子供には寛大でした。今だったらおそらく「社会問題」として大騒ぎですね。
 大人の世界だって、テレビの地上波で、タモリがパンツ一丁、上半身裸で「イグアナ」をしていた時代、
8時だよ全員集合で「食べ物である野菜を投げて、笑いの道具」にしていた時代、
「差別ギャク満載」のモンティパイソンが放映されていた時代ですからね。

 当時、初期のBCL受信機は短波(3.5-12MHz)が聞こえるSANYOのラジカセで、その後、親にねだって買ってもらったICF5900でした。
 ICF5900は中波に関しては直読できず、「パイロット局」を駆使した「勘チューニング」だったので、本来小学生には国内中波の遠方難局の受信はできるはずもなかったのですよ。
 それでも「まったく理屈もわからずに」テレビのフィーダー線で壁に貼り付け作った「ループアンテナ」で岐阜放送を受信した時は感動しました。

 ちなみに当時の周波数編成は10KHzステップ編成で、現在の9KHzステップではありません。


MBC南日本放送(鹿児島県)

周波数/1110kHz



MRT宮崎放送

周波数/1100kHz



RKK熊本放送

周波数/1200kHz(5kW)

受信日/1975.12.15



NBC長崎放送

周波数/1230kHz



KBC九州朝日放送

周波数/1410kHz(50kW)

消印日/1975.10.22


RKB毎日放送

周波数/1270kHz

消印日/1976.2.18



南海放送(愛媛県)

周波数/1120kc

消印日/1976.2.6

周波数の単位がKc表示になっている。



四国放送(徳島県)

周波数/1280kHz



西日本放送(香川県)

周波数/1450kHz(5kW)

消印日/1975.9.26 



KRY山口放送

周波数/940kHz(5kW)

受信日/1975.11.5 


RCC中国放送(広島県)

周波数/1350kHz(20kW)



RSK山陽放送(岡山県)

周波数/1490kHz(5kW)



ラジオ関西(兵庫県)

周波数/560kHz(20kW)

受信日/1975.6.6 



OBCラジオ大阪

周波数/1310kHz(50kW)



ABC朝日放送(大阪)

周波数/1010kHz(50kW)

消印日/1976.2.24 



MBS毎日放送(大阪)

周波数/1210kHz(50kW)

消印日/1976.3.17



KBS近畿放送(京都)

周波数/1140kHz

消印日/1975.11.13



KNB北日本放送(富山県)

周波数/740KC(5kW)

周波数の単位がKC表示になっている。



福井放送

周波数/860kHz(D5kW)

消印日/1976.1.12



北陸放送(金沢県)

周波数/1110kHz(5kW)

受信日/1975.9.29



東海ラジオ(愛知県)

周波数/1330kHz(50kW)

受信日/1975.7.6



CBC中部日本放送(愛知県)

周波数/1050kHz(50kW)

消印日/1975.5.6 



SBS静岡放送

周波数/1400kHz(5kW)

消印日/1975.9.23 



SBC信越放送(長野県)

周波数/1100kHz



YBS山梨放送

周波数/740kHz

消印日/1975.12.25 



BSN新潟放送

周波数/1120kHz(D5kW)



ニッポン放送(東京)

周波数/1240kHz(100kW)



TBSラジオ(東京)

周波数/950kHz(100kW)



文化放送(東京)

周波数/1130kHz(100kW)

消印日/1976.1.21 



ラジオ関東(神奈川県)

周波数/1440kHz(30kW)



IBS茨城放送

周波数/1200kHz(1kW)

消印日/1975.11.1 



RFCラジオ福島

周波数/1460kHz(1kW)



ABS秋田放送

周波数/940kHz(3kW)

受信日/1975.12.3 



IBC岩手放送

周波数/720kHz(5kW)



TBC東北放送(宮城県)

周波数/1260kHz(20kW)

受信日/1976.11.18 



YBC山形放送

周波数/920kHz(5kW)



HBC北海道放送

周波数/1290kHz(50kW)

受信日/1975.10.30 



STV札幌テレビ放送

周波数/1440kHz(50kW)

受信日/1975.11.5 



FM東京

周波数/80MHz(10kW)

受信日/
1975.8.16 (SKY)
1976.7月頃(オーケストラ)



FM大阪

周波数/85.1MHz(10kW)



FM福岡

周波数/80.7MHz(3kW)

消印日/1977.1.17 



NSB日本短波放送

周波数/3.925MHz(10kW)

受信日/1975.9.13 



フジテレビ(東京)

周波数/映像193.25MHz(50kW) 音声197.75MHz(12.5kW)

消印日/1975.10.20 



アンデスの声(エクアドル)

周波数/9.715MHz(日本語放送)

受信日/1975.12.17 



DW(西ドイツ)
(日本語放送)

消印日/1976.6.30 
カードに周波数等の記載なし。



BBC(イギリス)

周波数/9.725MHz(日本語放送)

受信日/1975.10.19 



モスクワ放送(ソ連)

周波数/1250KHz(日本語放送) 
カードに周波数等の記載なし。

 米ソ冷戦時のモスクワ放送は。日本向けにプロパガンダを指向した日本語放送を行っていました。
それも一番人気のニッポン放送1240KHzのすぐ隣、1250KHzで、それも大出力で出していました。
ニッポン放送にチューニングすると、モスクワ放送が間違って入感してしまうという算段です。
 小学生にはそんな事も知らず、ベリカードもらいたさに受信報告書を書きましたし、今のように、 大げさな社会問題にはなっていなかったと思います。



ラジオ・オーストラリア

周波数/9.760MHz(100kW)(日本語放送)

受信日/1975.10.7 



日本BCL連盟

日本BCL連盟から、会員の誕生日に送られてきたカード。

受信日/1976年